プランツスケープ講談会開催報告

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流山講談でいつもご登場いただいている神田伊織さんに横浜本社にお越しいただきました。
かつて横浜には寄席が13箇所もあり東京を凌ぐほどの演芸文化が花開いていましたが、映画、ラジオの台頭で次第に人気に翳りが見え、やがて全てなくなり、2002年に横浜市がオープンさせた"横浜にぎわい座"のみとなっています。
東京では日々様々な講談会が開催されているなか、にぎわい座も落語がメインで横浜ではほとんど講談に触れる機会がないのが現状です。
そんななか横浜に講談の種を地道に蒔いて普及につなげたいという伊織さんのプロジェクトに賛同いたしまして、今回本社が横浜ということで怪談を聞く講談会開催の運びとなりました。
ご予約で60席満席となった会場で、お客様に講談初めて聞く方と質問すると、やはりほとんどの方がお初。
まずは講談や道具の説明から、軍談独特の修羅場調子もある明るい「魚屋本多」の一席。
そして照明が落ち、伊織さんのお顔が浮かび上がるといよいよ「耳なし芳一」。
話の筋は知っているお馴染みの怪談も、歴史的背景の解説が入るとより平家の悲劇性と何故芳一が死霊に取り憑かれたのかがよく分かります。
皆様真剣に聞き入ってくださいました。
照明がつくとここで伊織さんへの質問タイム。
矢継ぎ早に鋭い質問がたくさん飛び交い、皆様講談と伊織さんに興味津々のご様子で嬉しくなりました。
予定より20分ほどオーバーしてお開きとなりました。
地域の皆様にこうした伝統芸能に触れる機会を提供することができたのは有意義でしたし、これをきっかけにまた他のイベントやワークショップを通して交流の場を作れていけたら幸いです。
プランツスケープ講談会開催報告