Biophilic

バイオフィリックデザインとは

「人間や動物は自然とのつながりを本能的に求めている」というバイオフィリアの概念に基づき(※1)、
建造物やインテリアに自然を融合させたデザインを指します。
現代では多くの人々が農村部から都市部に移り住み自然と離れて暮らすようになりましたが
理想的な都市の姿を問うと「緑のある都市」「自然の景観がある都市」と回答することが多くなっています。
自然光、植物、水などを取り入れた環境を作るバイオフィリックデザインは
都市部で暮らす人々にも自然とのつながりをもたらします。
プランツスケープは創業以来行ってきた「植物による癒しと安らぎの空間づくり」に加えて
バイオフィリックデザインを取り入れたプランニングを行っています。

※1)アメリカの生物学者エドワード・O・ウィルソンが1984年に提唱

service_biophilic_1.jpg 3×3 Lab Future


バイオフィリックデザインが
もたらす効果

The Human Spacesの調査(※2)によれば、職場に植物や日光といった自然の要素がある環境で働く人々は
職場に植物や日光といった自然の要素が無い環境で働く人々に比べて
幸福度が15%、生産性が6%、創造性が15%高い、という結果が出ています。
また、同調査によると33%の人が「オフィス環境はその企業に就職するかどうかの意思決定に影響する」
と答えているのに58%の人が「職場には全く植物がない」、47%の人が「職場に自然光が入らない」と感じています。
バイオフィリックデザインは職場の環境を改善するための重要なポイントになり得るものであり
企業にとっては優秀な人材獲得にもつながります。

※2)2015年3月に発表されたタイルカーペット大手Interface社のHuman Space Reportより。
世界16か国7,600人のオフィスワーカーにオフィス環境が与える幸福度について調査した。


バイオフィリックデザインに求められる主な要素

  • "直接的なつながり"
    植物、水、光、土、火など自然を構成する要素
  • "間接的なつながり"
    自然をモチーフとした造形、色、模様
  • "集中することができる隔離スペース"
    身を隠すことができる壁や空間

オフィスとバイオフィリックデザインの親和性

自然とのつながりで人間は幸福感が増しストレス軽減などの効果がみられ、パフォーマンスが向上します。
オフィスに自然を感じる環境を導入することで結果的には生産性の上昇が見込まれるため
オフィスとバイオフィリックデザインの親和性は高く、注目されています。
先進的なオフィス環境の提供は働き手のウェルフェアだけでなく対外的なブランディング活動としても効果的で
GOOGLE社、APPLE社、AMAZON社といった巨大企業が、
いち早くアイコニックなバイオフィリックデザインを本社に取り入れています。